振り返りの意義
～成績アップや自己成長につながる方法とは？～

日常の中で振り返ることはありますか？
私はこの振り返りを日常的に行います。

かつて、タモリが『いいとも！』を放送していた頃、雑誌のインタビューで、「反省はしない」「過去を振り返らない」と話していました。
毎日の放送で振り返り続けることが萎縮や何もできなくなる要因となると述べていました。
大人になり、自分の考えを確立する中で、彼がそう考えたのなら、それも一つの考え方であると思います。

しかし、学生の間は、しっかりと振り返り、何がうまくいかなかったのかを考える必要があります。
特に、勉強、部活、塾、恋愛など、様々な経験を通じて、より良くするためには振り返ることが肝要です。

振り返る際、自分ひとりでも構いませんが、周囲の友人や大人と共に振り返ると学びが深まります。
それは、それぞれの捉え方が異なるからです。

例えば、3人で映画を鑑賞し終えた後、
Ａさんは「〇〇のシーンで泣いた。」
Ｂさんは「△△のシーンで泣いた。」
Ｃさんは「□□のシーンで泣いた。」

同じ映画を見ても、感じる部分は千差万別です。
この違いこそが学びを生み出します。
自分では想像もしていなかった感じ方を知ると、人はその考え方もあるんだと気づき、自分の価値観が広がります。

勉強も同様で、同じ単語を覚えるのに、
１５回で覚えるＡさん、
１０回で覚えるＢさん、
５回で覚えるＣさんがいたとしましょう。

１５回かかるＡさんが自分なりの覚え方を工夫し、振り返りを行い、12回で覚えられるようになったとしたら、それは振り返りの成果です。
その中で、(ＢさんやＣさんはどう覚えているのか聞いてみよう)と考えて覚え方を聞き取り入れることで、10回、8回…と覚えるまでの回数が減少したとしたら、それは大きな成果です。

Ａさんは振り返りの中から、(Ｂ、Ｃさんに聞いてみよう)と聞くことを思いつきました。
Ａさんが私の指導を受けていて、そのことを私に話したら、3回くらいで覚えられる方法が見つけられるかもしれません。

これらは些細なことかもしれませんが、振り返ることで自分だけでも改善できます。
その振り返りにプロのサポートがあれば、その効果は何倍にも跳ね上がります。