指導している親御さんから、よくあるのですが、
「うちの子は…○○がだめなんです」
「○○ができないんです」
「こんなことがあったんですけど、先生どう思いますか?」
などとご相談を受けることがあります。
その際に私が意識していることです。
実際にあったお話ですが、
当時中3の女の子で元々5教科で、70点くらいしか取れない生徒でした。
その子は、努力に努力を重ねて、指導開始後、
半年後の2回目の定期テストで200点くらいまで取れるようになりました。
私もその子は本当に良く頑張ったと思います。
ただ、お母さんからの言葉はいつも、
「あの子、200点しか取れなくて、これじゃあ行ける高校なんてないですよね。」
「先生聞いてください、また忘れ物をして学校で担任の先生に怒られたんです。」
などとよくいろいろなお話を聞かせて頂きました。
そのような場合には、お母さんと一緒にお子さんの成長を振り返ります。
「半年前はお子さんの点数いかがでしたっけ?」
「確かに忘れ物はありますけど、週に1,2回だったのが、今は月に1,2回ですよね。」
親である以上は、自分の子供に幸せになってもらいたいと思うのは当然です。
そのために、今の課題や問題、悩みをを解決したいと思います。
その思いから、できるようになったことは『過去』のことになってしまい、
『今』できていないことに焦点が当たりがちです。
大人としては「できるようになったから、次の課題は…」と考えますが、
子供としては、できるようなったら一度褒めてもらいたいし、認めてもらいたい。
そうでないと、出来ないことばかり言われているような気がして、
自分はできない人間だと思うようになったり、
自分では気づかないところで、「私を見て!」と周りに働きかけたりする、
かまってちゃんになったりすることがあります。
なので、何か新たなことができたら、
「すごい、やればできるね。」
と承認することがなによりも大切だと考えています。
そして、承認した後、大人が思っている課題をストレートに伝えてあげると、
素直に取り組めたりします。
「じゃあ、次は○○(次の課題)に挑戦してみよう」
また、本人に次の成長ポイントを考えてもらって、
「どんなことができるようなると嬉しいかな!?」
など、聞いてみるのも有効だと考えています。
大切なのは、その場その場で、完結させたり、
鮮度があるうちに、その出来事に触れてあげられるかどうか。
これが、成長には重要な要素だと考えています。
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家庭教師のらいふエデュケーション
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メール y-fukunaga@life-edu-cation.com
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