診断①
～子供たちの勉強の現状を正確に把握する～

　この時期になってくると、小学6年生＆中学3年生の保護者の方から、
ご相談を受けることが多くなってきます。

「塾にいっているのに、うちの子の成績がなかなか上がりません。」
「家でなかなか勉強をしてくれないので、ついつい、いろいろ言ってしまいます。」
「勉強のモチベーションが上がりませんがどうしたらいいですか。」

つい先日も、このようなご相談で、お話をお伺いしてきました。
某大手塾に週3で行っている小学6年生で、塾のない日は、
自宅近くの中学生向けの補習塾に週2で行っていました。

お話を聞いてきて見えてきたことが、
・お子さんの大手塾へのモチベーションがない
・補習塾の先生が優しい
・絶対私立中学に行きたい
・習い事を続けたい
・成績は5年生よりも偏差値で5程度落ちている

このような話が見えてきました。
これからの時期、保護者の皆様にお願いしたいのは、
成績を上げる土壌ができているかどうかを判断することです。

この土壌ができていたら、
秋から冬にかけて、成績は確実に伸びてきます。

しかし、逆にこの土壌ができていなければ、
秋から冬にかけて、成績は確実に伸びません。

ただ、この判断が非常に難しいです。
お子さんのやる気やそこまでのやってきた学習がどのようなものか診断をすることで、
おおよその見込みが立ちます。

こちらのご家庭は、
国語・理科・社会に関しては、そこそこの結果が維持できていましたが、
数学に関しては、どんどん悪化してきておりました。
その理由を探っていくと、大体いつ頃のどの辺りから、下がってきたか見えてきました。

その原因を見つけ出して、
根本的なところから勉強を着手しなおさないと、成績は上がりません。
そのような細かい診断ができる先生は、多くはありません。