勉強の不得意科目との向き合い方についてお話します。
私は好きなことを伸ばすことは非常に大切にしています。
しかし、どうしても学生だと得意な科目もあれば、不得意な科目もあります。
特に中学から高校1年生くらいまでの文系や理系の選択前は不得意な科目はどうやっても勉強しなければいけません。
そこで、私が2つ伝えていることがあります。
ひとつ目は、「スケジュールなどを立てる際に、不得意な科目から先に立てること」です。
なぜかというと、得意な科目やできる科目は、学校の勉強でも頭にスーッと入ってきやすく、苦手な科目の場合は授業が右から左に流れて、頭に残っていないことが多いからです。
不得意な科目を後回しにすると、得意な科目の勉強時間ばかり増え、結局、不得意な科目のすべての範囲が終わらずに終了してしまうことが経験上、多いです。
逆に、先に不得意な科目をやっておくと、得意な科目はあとからでも頑張れるので、追い込めます。
そのため、不得意な科目を先にやることを推奨しています。
ふたつ目は、「不得意科目への意識や解釈を変えること」です。
不得意科目ができるようになったら、どんな風になるのか。
例えば数学が苦手な子に、数学出来るようになったら、どんな世界が見えるのか、部活でのデータの分析や志望校の可能性が広がることなど、いろんな切り口で本人が「ちょっとやってもいいかな!?」と思えるような意識になるよう徐々に働きかけたりもしています。
不得意科目をいかに減らすか、またなくすか、このことは、その子にとって永遠の課題かもしれません。
結果、文理選択で、同じ選択をしたとしても、不得意な科目がいやだから、取らないで逃げてしまう選択と、やりたいものを選ぶための取捨選択では、その後の苦手科目に対する向き合い方や捉え方が変わります。
それは、周りの子供たちやその子が大人になって結婚して子供が生まれたときの子の将来にも大きく左右するのではないかと思っております。
なので、一度、不得意科目と向き合って、いろいろ考えてみませんか?
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