この時期は受験を控えているご家庭の体験指導が増える傾向にあります。
今日は最近会った小6の男子児童の体験指導についてうれしかったのでブログで報告させていただきます。
その子は、受験のことなど全く考えていなかったのですが、野球を落ち着いた環境でやりたいということで、急遽全寮制の私立の学校の受験が決まりました。
保護者様とのやりとりで、学校の勉強もままならないとのことでした。
実際に勉強をしてみると、かなり学年を下がって基礎からの勉強をすることに。
2桁の掛け算や分数を中心に指導しました。
そうそう、勉強の際には私は生徒にお願いしていることがあります。
「もしも、先生の説明でわからなければわからないと言っていいよ。それは〇〇さんが、わからなかったことが良くないのではなく、私の説明が良くなかっただけ。先生はいろんな引き出しをもっているから、別の角度から説明するので、分からないときは遠慮なくわからないと、言い続けていいよ。」
と伝えております。
この子はそれを聞いて安心したのか、塾や学校で、2回目を聞いたら嫌な顔されるからやっちゃいけないことだと思っていたので、
「え、ホントですか!?わかりました。」
と答えてくれて、その日の指導は分からないところは、何度も食いついてくれました。
そしてあっという間に、2時間の体験指導が終了。
終了後、自分の考えをまとめて伝える練習を兼ねて、毎回、私の指導では、感想を話してもらっています。
この子にも感想を聞きました。
その感想に驚きました。
児童「感想はすごすぎです、衝撃でした。」
私「ありがとう。何がすごすぎて、衝撃だったの?」
児童「何回も質問をしてもいいということからすごすぎたんですが、こんなにわかりやすく説明できる大人がいることに衝撃をうけました。」
とのことでした。
指導者冥利に尽きますね。
引き続き、精進してまいります。